ジェネリック医薬品
ジェネリック医薬品とは・・・
ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、先発医薬品と同一の有効成分を同一 量含み、同一経路から投与する製剤で、効能・効果、用法・用量が原則的に同一で あり、先発医薬品と同等の臨床効果・作用が得られる医薬品をいいます。研究開 発に要する費用が低く抑えられることから、先発医薬品に比べて薬価が安くなっているのです。
なぜジェネリック医薬品を普及する必要があるのか・・・
近年の国民医療費の動向を見ると、その支出は国民所得の伸びを上回る勢いで 増えています。平成21(2009)年度の国民医療費は約36兆円、前年度と比べると 1年間で約1.2兆円増加しています。 国民所得のうち医療費が約10.6%を占めて います。 10年前の平成11年度の時点では、医療費が約31兆円、国民所得に占める割合 は8.4%でした。わずか10年の間に医療費の総額も、国民所得に占める割合も、大 幅に増えていることになります。(※18)
医療技術の進歩や高齢化等により、今後も医療費の上昇が見込まれる中、国民 皆保険を堅持していくためには、必要な医療を確保した上で、効率化できる部分は 効率化を図ることが重要です。 ジェネリック医薬品は、先発医薬品と治療学的に同等であるものとして製造販売 の承認がなされた医薬品でありながら、開発費用を低く抑えられることから、低価格 での供給が可能であり、高価な先発医薬品と代替可能な医薬品と位置づけること ができます。
したがって、ジェネリック医薬品の使用の促進により、医療の質を落とす ことなく、患者さんの薬剤費の自己負担を軽減することができるほか、より革新的な 新薬を医療保険で高く評価することによってその開発を促すなど、限られた医療費 資源をより有効に活用することも可能となるのです。
なぜジェネリック医薬品は安いのか?効果は同じで安全なのか?
ジェネリック医薬品が安いからといって、先発医薬品と比べて品質が劣るわけで はありません。
ジェネリック医薬品は先発医薬品の長年にわたる臨床使用経験等を踏まえて開 発、製造されます。したがって、ジェネリック医薬品の承認審査にあたっては、先発医 薬品ほど多くの試験項目は必要とはなりません。そのために、研究開発 に要する費用が少なくて済むことから、薬価が低く設定されています。新薬開発に 要する費用が、1品目300億円以上といわれるのに対して、ジェネリック医薬品の 場合は、1億円程度に収まっているようです。
また、ジェネリック医薬品は、先発医薬品の使用経験により、有効性や安全性に関 する評価が既にある程度確立していますので、情報提供等に関する販売管理費も少 なくなります。こうした理由により、低価格での提供が可能となります。 先発医薬品の薬価には、研究開発等に要するコスト相当分を含んでいると言うこと ができます。
後発医薬品のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養について
患者のみなさまへ
令和6年10月から後発医薬品(ジェネリック医薬品)があるお薬で、先発医薬品の処方を希望される場合は、特別の料金をお支払いいただきます。
特別の料金とは
先発医薬品と後発医薬品の価格差の4分の1相当の料金のことを言います
- 例えば、先発医薬品の価格が1錠100円、後発医薬品の価格が1錠60円の場合、差額40円の4分の1である10円を、通常の1~3割の患者負担とは別に特別の料金としてお支払いいただきます。
- 「特別の料金」は課税対象であるため、消費税分を加えてお支払いいただきます。
- 端数処理の関係などで特別の料金が4分の1ちょうどにならない場合もあります。
- 後発医薬品がいくつか存在する場合は、薬価が一番高い後発医薬品との価格差で計算します。
- 薬剤料以外の費用(診療・調剤の費用)はこれまでと変わりません。

